社会保険労務士の合格ライン
社会保険労務士の試験は非常に合格率が低く、近年は10%以下となっている年が多いようです。
では、実際どのくらいが合格ラインかというと、社会保険労務士試験センターの合格基準によって合否が決められます。
それは上位何名までということではなく、どれくらい正解したのかということですから、万が一受験者全員がその合格基準を満たせば、100%の合格率となるはずですが、実際には毎年10%以下になっていますから、明らかに合格率を意識して合格ラインを出しています。
つまり、全体の受験生のなかでの競争試験なのです。
参考までに、第43回(平成23年度)社会保険労務士試験の合格基準は、以下の2つの条件を満たした人が合格となっています。
そのひとつは、選択式試験の総得点が40点満点のうち23点以上であり、なおかつ1科目ごと5点満点のうち3点以上(労働基準法および労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、社会保険に関する一般常識、厚生年金保険法および国民年金法は2点以上)となっています。
そして2つめは択一式試験の総得点が70点満点中46点以上であり、1科目10点満点中、4点以上である人とされています。
ですからたとえ総得点数が70点以上あったとしても1科目が0点や1点だと不合格になってしまいます。
この合格基準は年によって1点2点の違いはありますが、ほぼ毎年同じ基準となっています。
ここだけを見ると、一定の合格基準で合否を出しているように思えますが、先ほど述べたように、ほぼ一定の合格率(毎年10%を少し切る)を維持しているので、競争試験であることは間違いありません。
年によって合格率が乱高下する行政書士の合格率と比較すれば一発でわかります。
また、特に選択式は、各科目5点満点のうち3点以上という厳しい基準があるため、毎年救済措置が取られています。
この救済措置をすることで、一定の実力者を救っていますが、それでも真の実力者でも落ちる可能性があり、どれだけ勉強しても安心できない面を持っています。
受験生としては、不得意科目をなくし、まんべんなく得点できる幅広い知識が要求されるのです。
合格ライン関連ページ
- 仕事内容
- 社会保険労務士の仕事内容は、大きく分けると1・2号業務と3号業務に分類されます。ほとんどの場合は1・2号業務が社会保険労務士の仕事となります。
- 収入
- 非常に難関な社会保険労務士の資格を取得したら、さぞかし収入は高いのだろう、と思うかもしれませんが、実際の社会保険労務士の収入はピンからキリまでです。
- 就職先
- 社会保険労務士の就職先としては、社会保険労務士事務所に勤務するという方法と、一般企業に就職する方法があります。
- 将来性
- 企業で保険問題、年金問題、雇用問題などが深刻化していますので、専門の社会保険労務士の需要は増え、将来性がある仕事と言えるでしょう。
- 試験概要
- 社会保険労務士試験の受験資格は、4年制大学、短期大学、高等専門学校を卒業した人、民間企業や労働組合などで労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上従事した場合などです。
- 勉強時間
- 社会保険労務士は難易度の高い試験と言われていますが、その理由に試験範囲の広さがあります。 そのため、合格するためには膨大な勉強時間が必要とされます。
